就活で燃え尽き症候群になる人は、実は少なくありません。
燃え尽き症候群は、ストレスやプレッシャーに耐え続けて心のエネルギーを使い切ってしまった状態です。
将来の自分のために就活にひたむきに励む学生は、時として燃え尽き症候群になってしまいます。
この記事では、就活で燃え尽き症候群になった人に試してほしい5つの対処法をご紹介します。
就活で燃え尽き症候群になってしまって悩んでいる方の参考になれば幸いです。
なぜ就活で燃え尽き症候群になるの?
就職活動をする就活生は、多くの緊張やストレスに日々さらされ続けます。
時には、圧迫面接があったり、採用担当者から否定的な事を言われたりすることもあります。
長期に渡る就活で心のエネルギーを使い果たしてしまうことが、燃え尽き症候群になる一番の原因といえます。
就職活動を通して燃え尽き症候群になる人は、以下の2つのパターンに分類できます。
落選続きで内定が決まらない
一つ目が、いくつもの企業の書類選考や面接を受けても、落選続きで内定が決まらないケースです。
書類選考や面接をがんばっても落選が続くことで心がすり減り、自分が否定されているような気持ちになり、次第にやる気を失っていきます。
滑り止めの企業に内定をもらった
もう一つのパターンが、滑り止めの企業に内定をもらった場合です。
就活には、膨大な労力や時間・費用がかかります。
説明会やインターンに参加し、エントリーシートを提出し、書類選考を通過し、2〜3回に渡り面接を受ける必要があります。
ずっと就活に励んでいると、その大変さから、早く就活を終わらせたいと思うようになります。
滑り止めの企業に内定をもらって安心することで、就活に対してのモチベーションが下がりやすくなります。
就活で燃え尽き症候群になったら試してほしい5つのこと
就活で燃え尽き症候群になったら、次の5つのことを試してみてください。
①志望する業界や職種を見直す
選考に何度も落ちて内定が決まらない場合は、志望する業界や職種と自分の適性がマッチしていない可能性があります。
自己分析をし直して、志望する業界や職種を見直すことで就活がスムーズにいくこともあります。
②就活エージェントや就活スカウトサービスを活用する
就活エージェントや就活スカウトサービスに頼ることによって、就活の不安やストレスを軽減できる可能性があります。
就活サービスは無料で利用できるので、まだどこにも登録をしていない人は早めに登録をするのがおすすめです。
就活エージェントに登録すると、非公開求人を紹介してもらえる可能性があるため、公開求人のみの場合よりも有利に就活を進めることができます。
就活スカウトサービスでは、学生がプロフィールを登録しておけば、興味を持った企業からスカウトや選考のオファーが届くため、内定がもらえる確率がアップします。
就活サービスを利用すると、キャリアアドバイザーからアドバイスをもらえたり適性検査を受けることができたり、無料でさまざまなサポートをしてもらえます。
どの就活サービスに登録すればいいかわからないという人のために、おすすめの就活サービスをご紹介します。
無料で利用できるので、登録しておくといいオファーがあるかもしれません。
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企業は適性検査を比較し自社によりマッチした学生をスカウトできるため、学生側も納得感を持ってスカウトを受けることができるのが特徴。
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③しばらく就活を休む
燃え尽き症候群は、精神的に疲弊して限界がきてしまっている状態です。
心が限界を迎えたサインともいえるので、しばらく就活から離れて休息を取ることも大切です。
周りが就活に励む中で自分だけ休むことに不安を感じる人が多いかもしれませんが、無理は禁物です。
しっかり睡眠や食事をとって好きなことをして、心身をリフレッシュしましょう。
④信頼できる人に相談する
家族や友人など、信頼できる人に相談してみましょう。
人に話すことで自分の気持ちが整理でき、自分が目指すべきキャリアが明確になることもあります。
⑤卒業までに内定がもらえなかった場合の選択肢を考えておく
内定がもらえず燃え尽き症候群になってしまった人は「大学を卒業するまでに内定が決まらない」ことを一番のプレッシャーに感じていることでしょう。
一方で「卒業するまでに内定が決まらなかった場合の具体的な選択肢」についてはあまり考えていない人が多いのではないでしょうか。
最悪のパターンを想定して、具体的な選択肢を用意しておくことで、漠然とした不安から開放されることができます。
大学を卒業するまでに内定が決まらなかった場合の選択肢の具体例を5つご紹介します。
- 資格を取得する
一定期間をかけて就職に有利な資格を取得してから、就活に再挑戦する方法です。
- 就活を続ける
卒業後も就活を続けることが可能です。
近年では、卒業後3年以内は新卒扱いとする企業も増えています。
就活で就職した企業をすぐ辞める人や研修中に辞退する人もいるため、その空いた枠を狙うという選択肢もあります。
- 留年する
留年して、もう1年大学生として就活を続ける方法もあります。
留年する場合は学費はかかってしまいますが、他の学生よりも就活の経験が豊富な状態で就活に挑めます。
企業の採用担当者から留年した理由について質問される可能性は高いため、納得させられる理由を考えておくと良いでしょう。
- フリーターになる
正社員は難しくても、アルバイトならたくさんの求人があります。
せっかくなら、自分が興味がある分野でアルバイトをして経験を積みましょう。
雇用形態に関わらず、どんな仕事でも学べることがたくさんあります。
- フリーランスになる
現代は、webデザイナーやwebライター・動画配信など、パソコンひとつで稼げる仕事がたくさんあります。
本やYouTube、webサイトなどから独学で勉強をしてフリーランスとして成功している人も少なくありません。
自分の興味のあることや得意なこと、趣味を活かして大学卒業後にフリーランスとして起業するという選択肢もあります。
もし就活で内定がもらえなくても、選択肢はいくつもあります。
そう思うと、少し気が楽になりませんか？
「卒業までに内定をもらわないといけない」と考えるのではなく
「卒業までに内定をもらえなかったらこの選択肢がある」と考えることで、漠然とした不安を追い払いましょう。
就活は人生を決定するものではない
現代は、ほとんどの人が人生のうちで何回も転職をするのが当たり前の時代です。
就活で決まった就職先で一生働くのであれば、就活が人生を決めると言っても過言ではありませんが、そんな人は稀です。
つまり、就活は大学を出て一番最初に入社する企業をきめる活動であり、人生やキャリアを決定するものではありません。
就活でスムーズに希望の仕事が決まった人も、数年後には転職したり、退職したりいろいろです。
予定外のルートでも、全ての経験が将来の自分が最適な働き方に出会うためのヒントになります。
まとめ
学生にとって、大学を卒業して一番最初に就職する企業を決める就活は重要なものであり、内定がもらえないと不安やプレッシャーを感じてしまいます。
長期間に渡り就活をがんばっても思うような結果が出ないと、燃え尽き症候群になる人もいます。
燃え尽き症候群になったら、心のエネルギーを使い果たしてしまった状態ということを認識し、無理をしないことが大切です。
今までとは違う視点で物事を捉えてみたり、しばらく就活をお休みしてゆっくり休憩をしたり、ちょっと立ち止まってみる機会だと考えましょう。
