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スマホに人生を乗っ取られるところだった。

危ない危ない。

危うくスマホに人生を乗っ取られるところだった。というか、しばらく乗っ取られていた。

ドーパミン中毒な人は要注意。気づけば、自分の人生ではなくスマホを見るための人生になってしまう。

残るのは眼精疲労と虚無感と汚い部屋だけ。寝て起きては、スマホを見るために家事や仕事や子育てを済ます日々。

そもそも、世界各国の天才達がこぞって庶民をスマホ漬けにしようと日々面白いアプリを開発してるんだから、はまってしまうわけだ。彼らは私たち庶民の脳みその仕組みを熟知している。

だけどわたしはわたしの人生を生きたい。

写真や動画には写すことのできない、自分の好きな瞬間を噛みしめたいし、なりたいと思う自分になりたい。

手帳にボールペンで予定や計画を書き、自己啓発本やエッセイを読み、ジャズを聴き、アロマキャンドルを眺める時間が欲しい。

きれいな部屋で生活したいし、子供との時間も大切にしたいし、仕事もバリバリこなしたい。

それをするには、まずスマホを投げ捨てなければならない。

案外、昭和の固定電話しかなかった時代の方が、人々のQOLは高かったんじゃないかと思う。

現代の私たちは、スマホを捨てたくても捨てることは許されない。呪縛のように。

スマホを捨てることは、俗世を捨てることだ。

私たちにできることは、日々の生活の中でスマホを触る時間を減らすべく煩悩と戦い続けることぐらいだ。

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