コールセンターの仕事に興味があるけど、パソコン初心者には無理だと諦めていませんか?
実は、コールセンターの仕事はパソコン初心者でも全く問題ありません。
この記事では、複数のコールセンターでの勤務経験がある筆者がパソコン初心者でもコールセンターで問題なく働ける理由について解説します!
コールセンター業務で行う具体的なパソコン操作や、パソコン初心者がコールセンターに採用されるためにやっておくべきこともご紹介します。
コールセンターで働きたいけどパソコンが苦手で不安に感じている方は、ぜひ参考にしてください。
コールセンターはパソコン初心者でも働ける?
コールセンターは、基本的な文字入力さえできればパソコン初心者でも問題なく働けます。
むしろ、コールセンターは慢性的に人手不足で求人が課題となっている業界のため、パソコン初心者も歓迎している企業が大半です。
パソコン初心者でも問題がない理由は以下の3つです。
- 操作は基本的なタイピングのみ
- 研修期間がある
- ワードやエクセルは使わない
ひとつずつ解説します。
操作は基本的なタイピングのみ
コールセンターの業務ではパソコンを使用しますが、必要な操作は基本的なタイピングのみです。
ローマ字入力でタイピングができれば、問題ありません。
一般的にコールセンターでは、業務の効率化のためにタイピングしなくてはいけない項目を最小限に抑える工夫がされているので、入力する量も多くありません。
筆者は複数のコールセンターで働いた経験がありますが、どのコールセンターでもタッチタイピングができない人の方が多かったです。
研修期間がある
一般的にコールセンターでは覚えないといけない項目やマニュアルが多いため、短いケースでも1週間、長いケースだと1ヶ月ほどの研修期間を設けています。
基本的に、実際の業務で使用するパソコンを使った研修が行われるため、パソコンが苦手な人も研修期間の間に操作に馴れることができます。
ワードやエクセルは使わない
ほとんどのコールセンターで独自のシステムを使用しているため、ワードやエクセルの使用経験がなくても問題ありません。
独自システムの使用方法については、研修で教えてもらえますが、オペレーターが通話しながら入力をするものなので操作は難しくはありません。
コールセンター業務の具体的なパソコン操作
パソコン初心者でも大丈夫といわれても、コールセンター未経験の人は具体的にどんな操作が必要なのかが気になりますよね。
ここでは、コールセンター業務の具体的なパソコン操作の内容をご紹介します。
通話中に聞き取りをした顧客情報(名前・生年月日・電話番号・住所など)
既存顧客からの電話の場合は、既に顧客情報が登録されているため不要ですが、新規顧客からの電話の場合は顧客情報を聞き取りシステムに登録します。
顧客に案内した主な内容
顧客に案内した内容については、基本的に選択制になっておりマウスでクリックして選択するだけで済むケースがほとんどです。
一部のコールセンターでは、顧客に案内した内容を文字で入力して残す場合もあります。
クレームの内容
クレームを受けた場合は、クレームの内容を文字で入力して記録しておくケースが多いです。
お客さんから聞いた内容やどう対応したか、次に電話を受けた人がどのような対応をすればいいかなど、クレームの場合は長文になるケースが多いです。
パソコン初心者がコールセンターで働くためにやっておくべきこと
ここまでお読みいただければ、コールセンターはパソコン初心者でも働けるということがおわかりいただけたかと思います。
一方で、パソコンのキーボードをあまり触ったことがなくローマ字入力に時間がかかってしまうという方は、まだ不安を感じている部分があるかと思います。
コールセンターの採用において基本的なPC操作ができることが条件になっているケースが多く、採用試験の際に簡単なタイピングスキルのテストを実施している企業もあります。
採用試験の際は緊張しているため、タイピングがいつもよりも上手く行かない可能性があります。
自分のパソコンスキルに不安を感じる方は、インターネット上の無料でタイピング練習ができるサイトを使って練習をしておくことをおすすめします。
また、基本的なタイピングスキルはデータ入力や事務職などのオフィスワークや在宅ワークなどさまざまな職種で必須スキルとされているため、練習しておいて損はしないでしょう。
どのサイトを使えばいいかわからない人のために、無料で利用できるおすすめのタイピング練習サイトをご紹介しておきます。
回転寿司のお皿に乗って流れてくる単語を入力するタイピング練習サイト。
ゲーム感覚で楽しくタイピング練習ができます。
タイピングのレベルチェックができるため、客観的に自分が現在どのくらいのレベルなのかを知りたい人に特におすすめ。
単語ではなく文章のタイピング練習ができるため実践的です。
コールセンター選びのポイント
コールセンターは、電話でお客さまと会話をする仕事ですが、職場によって具体的な仕事内容は異なります。
コールセンター未経験の方は、自分に合った職場を見極めて働くことが重要です。
コールセンター選びのポイントを抑えて働きやすい最適な職場を選択しましょう。
コールセンターを選択する際に、抑えておくべきポイントをご紹介します。
- 未経験なら受信業務から
- 自分に合った年齢層の職場
- 未経験歓迎かどうか
- 注文受付か問合せ対応か
- 研修期間の長さ
- 労働条件
それぞれ解説します。
未経験なら受信業務から
コールセンターの業務は、テレフォンオペレーターとテレフォンアポインターの2種類があります。
テレフォンオペレーターは、お客さまからの注文受付や問合せ対応など受信業務がメインです。
一方、テレフォンアポインターは、お客さまに電話して商談の約束を取るテレアポといわれる発信業務がメインです。
テレフォンアポインターは高収入のアルバイトが多数ありますが、一般的に受信業務よりも難易度が高いため、未経験の人はまずは受信業務から始めるのがおすすめです。
自分に合った年齢層の職場
自分に合った年齢層の職場を選択すると、顧客層が同年代だったり、年齢が近い同期がいる可能性が高いので働きやすくなります。
コールセンターでは、5~10人ほどの人数で同じ時期に研修をスタートすることがほとんどです。
研修が同じ人とは同期となり親しくなりやすいため、年齢層の合った職場を選択すると年の近い同期が多く打ち解けやすいでしょう。
求人情報に記載のある「20代~30代の方多数!」「40代~50代の方歓迎!」「主婦の方歓迎!」というような文言を参考にしてもよいと思います。
未経験歓迎かどうか
求人情報に「未経験歓迎」と記載があるコールセンターは、パソコン初心者の人に教えるのも馴れている可能性が高く、パソコンが苦手な人でも働きやすいといえます。
注文受付か問合せ対応か
受信業務は大きく分けると「注文受付」と「問合せ対応」の2つに分かれます。
注文受付の業務は、対応の仕方が細かくマニュアルで決まっているため、一旦馴れてしまえばほとんど同じ内容なので比較的簡単な業務といえます。
一方、銀行やサービスの問合せ対応は、お客さまによって問合せ内容がバラバラで、豊富な知識や経験、調べる力が必要なケースが多くあります。
そのため、コールセンターの仕事内容に不安がある人は、受信業務の注文受付からはじめるのがおすすめです。
研修期間の長さ
基本的にどのコールセンターでも研修期間がありますが、研修期間の日数は企業によって差があります。
未経験の人は、座学やロールプレイングでじっくりトレーニングをして安心できる状態になってから顧客の応対をスタートするのが理想的です。
研修期間が長く充実した教育体制があるコールセンターを選択しましょう。
労働条件
時給や交通費など、同じような仕事内容でもコールセンターによって条件が異なります。
出勤日もそれぞれで異なり、通販の注文受付のような土日に電話が集中する業務の場合は、土日や祝日に勤務できる人が歓迎されます。
一方、銀行の問合せ業務など平日のみの業務もあります。
また、アルバイトや契約社員、正社員に加え、派遣会社が募集しているケースなど雇用形態もさまざまです。
自分の目的に合ったコールセンターを選択しましょう。
まとめ
コールセンターは、文字の入力さえできればパソコン初心者でも問題なく働けることがわかりましたね。
コールセンターで重視されるのは、パソコンスキルよりもお客さまと自信を持って会話ができるスキルや、問合せ内容や質問の意図を理解して適切に応対するスキルです。
タイピングが苦手で不安があるという人は、タイピング練習のサイトを利用して練習をしておくと良いでしょう。